島根県CMSは結構すごいかも

島根県のホームページ管理システムがOSSとして無償公開,地元企業がRubyで開発 | 日経 xTECH(クロステック)
PrefShimaneCMS - 島根県CMS公式サイト

どんなものかな〜、なんて気軽にソースとマニュアルをダウンロードしてみたら、結構本格的なWebサイトが作れるシステムっぽい。
マニュアルをざっと眺めると、ページの作成・編集・公開の承認など、基本的なCMSの機能に加えて、以下のようなかゆいところに手が届くような機能がそろっている。

  • 公開期間の設定
  • 機種依存文字のチェック
  • 携帯電話向けページの作成

私はCMSに関しては全くの素人なので、的外れなこと言ってるかもしれないけれど、こういう機能が必要だということって、実際に運用してみないと分からないノウハウじゃないだろうか。こういうノウハウがオープンになるってのは、すごい事だと思う。
しかもオープンソースなので、島根県以外の、コストの問題で今までCMSを導入できなかった地方自治体や各種公共団体などでも、情報発信の手段として広く使われることも考えられる。広く使われるようになれば、そこで出てきた不具合とか改良点とかも取り込まれて、さらにこのソフトウェアが成長していく。もちろん、その成長の恩恵は、このソフトウェアを利用している全ての人が利用できる。ある意味、これも公共事業じゃないだろうか。

ソースもダウンロードしたので、ざっと眺めてみた。
Ruby on Railsを使ったWebアプリケーションになってたので、どんな事をしているか想像するために、Controllerのソースを見てみた。憶測も混じっているけど、だいたい以下のような感じみたい。

  • application.rb: 共通処理
  • admin_controller.rb: ページ管理関係
  • plugin_controller.rb: 今のところ実装がない。将来プラグインを実装する予定?
  • advertisement_controller.rb: 広告管理の機能?(マニュアルには該当する機能の説明はなかったが・・・)
  • visitor_controller.rb: ページ表示用
  • word_controller.rb: (多分読み上げ機能の)辞書管理
  • enquete_controller.rb: アンケート関係

あんまりRailsのソースを見た経験がないからかもしれないけど、意外とコントローラが少ないなぁ、という印象を受けた。メソッド数はそれなりにあったけどね。